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リハビリテーション科 臨床技術室 臨床工学科
栄養科 薬剤科 医療秘書室
 
リハビリテーション科
山崎科長へのインタビュー
当院のリハビリテーション科は、「質・量とも最高のリハビリテーションを提供する」という方針のもと、入院されている患者さん、外来通院されている患者さん、そして地域住民や医療・介護・福祉関係者にさまざまなサービスを提供しています。
入院では、脳血管疾患や運動器疾患、神経難病や内部疾患の患者さんを主な対象として「365日リハビリテーション」を展開し、また介護保険を利用され自宅で生活されている方に「訪問リハビリテーション」や「通所リハビリテーション」を実施しています。
たとえ障がいがあっても、住み慣れた地域へ、そして住み慣れた自宅へ、患者さんが望む元の生活に近づけることが出来るよう、病院内、そして地域連携を強化し、社会復帰を支援しています。
施設基準等
【施設基準】
 ●脳血管疾患等リハビリテーション料 Ⅰ
 ●運動器リハビリテーション料 Ⅰ
 ●廃用症候群リハビリテーション料 Ⅰ
 ●呼吸器リハビリテーション料 Ⅰ
 ●集団コミュニケーション療法料

【セラピスト数(令和5年4月現在)】
 ●理学療法士 20名
 ●作業療法士 11名
 ●言語聴覚士 9名
 ●合計 40名
365日リハビリテーション
365日リハビリテーションとは
平日はもちろん、土日祝日休みなく365日リハビリテーションサービスを提供することを言います。

365日リハビリテーションの対象は?
 ・発症から間もない急性期から回復期で、集中したリハビリテーションが必要な方
 ・家族への介助指導などの関わりが必要な方
 ・家族よりリハビリ見学の希望がある方
 ・その他、毎日の関わりによる効果が期待できる方
 ※患者さんの状態により、365日リハビリテーションの対象とならない場合もあります。
 
理学療法(Physical Therapy)
理学療法では、主に座る・立つ・起きる等の基本動作や移動手段(歩行・車椅子)の獲得、日常生活動作の再獲得を目指したリハビリを実施しています。また早期からの装具を使った積極的な訓練や拘縮予防、物理療法なども行なっています。
運動療法 装具療法 呼吸機能評価
動きにくくなった手足の運動を促したり、筋力トレーニング、関節可動域練習等を行います。 脳卒中発症後、早期から装具を使用した理学療法を実施しています。能力を最大限に引き出し、歩行再獲得に向け練習を行います。 動きにくくなった手足の運動を促したり、筋力トレーニング、関節可動域練習等を行います。
作業療法(Occupational Therapy)
上肢機能障害の改善や日常生活動作の獲得を目指したリハビリを実施しています。また高次脳機能障害へのアプローチも行っています。日常の家事や趣味、仕事等の「作業」を通じた回復を心がけ、個々の患者さんのニーズにこたえられるよう務めています。
日常生活動作練習 高次脳機能評価・訓練 生活補助具の作製
日常生活動作訓練(入浴場面)『できる』から『している』へ。実際の生活場面で行っていけるよう練習をします。

脳損傷により物事に集中出来なくなった・新しい事が覚えられなくなった等の高次脳機能低下が出現した際に、症状の程度を判断・分析し、症状に合わせた訓練・支援計画の立案を行います。

手足が動かしにくく食事が食べにくい等などの能力障害が残存した場合、本人の能力を補うための補助具を作製し、生活動作を便利かつ容易にできるように工夫します。

言語聴覚療法(Speech language hearing therapy)
安全な食事の摂取や食べる楽しみを目的とした摂食機能療法に力を入れています。また、言葉の障害(失語症)や発音の障害(構音障害)に対してコミュニケーション能力の改善を目指したリハビリを実施しています。
口腔ケア 摂食訓練 言語訓練
口の中を清潔にし、舌のストレッチや唾液の飲みこみを促すことで口腔機能の維持や話すこと、食べる活動につなげます。 食べ物を上手く飲み込めない、むせてしまう等飲み込みの障害がある方に対し、食べる訓練や食事内容、食事環境の調整・指導を行います。 話す・聞く・読む・書く等の言語機能に障害が生じてコミュニケーションをとることが困難な方に対し、言語訓練や心理面のケア、ご家族へのコミュニケーション指導等を行います。
訪問リハビリテーション事業所
訪問リハビリテーションとは
病気や後遺症のために身体や生活に支障をきたしている方に、医師の指示のもと、理学療法士、作業療法士が患者宅に訪問し、リハビリテーションによって在宅生活を継続できるよう支援することです。

訪問リハビリテーションの対象は?
介護保険で要介護認定を受けている方で、医師から訪問リハビリが必要との指示がある方が対象となります。 (3ヶ月毎の医師の診察が必要です)
車で患者宅へ向かうところ 当院の訪問リハビリの特徴
理学療法士、作業療法士が、医師の指示の下、自宅を訪問し、一人ひとりに合った生活に必要な動作のリハビリ等を行います。 病院から退院するときの不安を少しでも軽減し、安心して生活に復帰できるよう退院直後から訪問リハビリを利用することができます。また、自宅での療養や介護に不安がある場合でも、生活する上で必要な動作練習や家族への介助指導、住宅改修・福祉用具選定の提案等を支援します。
通所リハビリテーション事業所
通所リハビリテーション事業所については、こちらへ
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臨床技術室
長岡室長へのインタビュー
Q.部署の特色などはありますか?
当院の検査機器は、移転を機に、MR装置・一般撮影装置・画像解析装置を新規購入しました。また、旧病院から引き継いだCT装置と血管撮影装置は、被ばく量を軽減するバージョンアップを行っています。検査の依頼から撮影、画像の管理に至る過程を効率化できるように放射線・生理検査部門システムも導入し、電子化による効率性を強化しています。
当院の放射線技師と臨床検査技師は検査を行うとき以外は一つの部屋で業務を行っています。 検査レポートや3D画像解析などの業務を分担し患者さんの待ち時間が軽減できるように業務を効率化しています。
Q.検査のこだわりポイントはありますか?
3テスラMR装置を導入
脳も心臓もより鮮明に観察できるよう、3テスラのMR装置を導入しています。 1.5テスラ装置も一新し、患者さんの病状に合わせて使い分けします。

3テスラMR装置では、断層画像、3次元画像など全てにおいて画質がきれいで鮮明に 見えるようになります。脳血管を比較しますと3テスラでは細い血管がはっきり写っ ているのが分かります。

3テスラMRA 1.5テスラMRA
3テスラMR装置
PHILIPS社製 Ingenia3.0
検体検査を院内で測定
以前は、血液検査の測定を外部の検査センターに依頼していましたが、現在は院内で測定できるシステムを導入しました。一般的な検査であれば1時間程度で結果を報告することができます。
 ・生化学自動分析装置(日立3100)
 ・多項目自動血球分析装置(Sysmex XN-550)
 ・自動グリコヘモグロビン分析計(東ソー HLC-723 G11)
 ・自動血液凝固測定装置(Sysmex CA-620)
その他の検査装置
MR装置
PHILIPS社製 Multiva1.5T
CT装置
GE社製 VCT 64列マルチスライスCT
一般撮影装置
島津社製/富士フィルムDR&CRシステム
超音波撮影装置
GE社製 Vivid E9(2台)
血管撮影装置
PHILIPS社製 Allula Clarity FD20
多要素心電計
フクダ電子(3台)
・画像解析装置(AMIN社製Zio Station/GE社製AW-server:8台)
・心臓運動負荷試験装置システム
・ホルター心電図
・脳波計
・血圧脈波検査装置
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臨床工学科
後藤主任へのインタビュー
Q.臨床工学技士とは、どのような職業ですか?
あまり聞き慣れない職業ですが、一般的には医療機器の専門医療職です。院内にある生命維持装置の操作や医療機器管理(保守・点検)が主な業務となります。その中で、各病院の特色に合わせた業務に細分化されていきます。
Q.臨床工学科では、どのような業務を担当していますか?

医療機器管理業務はもちろんのこと、心臓カテーテル業務・ペースメーカ関連業務・呼吸治療業務・血液浄化業務・物流管理業務を担当しています。

Q.中でも特色のある業務はありますか?
心臓カテーテル業務では、検査治療に関する医療機器の操作の他に、医師の直接介助も行っていますので、医師に近い目線で臨床に携われるという大変貴重な立場の業務があります。ペースメーカ関連業務では、埋め込みから退院後の定期点検までの全てに関与し、遠隔モニタリングシステムを用いて、患者さんのニーズにあった環境を提供するよう務めています。また、医療機器の中央管理と共に、院内全体の医療材料や事務用品などの物流管理業務を一括して当科一室で管理しているところが当院工学科の特色だと思います。
Q.日々の業務で心がけていることはありますか?
私たちは患者さんと直接的に関わることがあまり多くないため、「縁の下の力持ち」のような存在になりたいと考えています。近年、医療機器が高度化・複雑化が進んでいく中、医療機器を通じて、医師・看護師やスタッフに安心して業務を行っていただけるように、患者さんに安全な医療が提供できるように、日々の情報収集やスキルアップに務めています。
心臓カテーテル業務
ペースメーカ点検業務
機器点検業務
ICU業務
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栄養科
開口管理栄養士へのインタビュー

Q.栄養科では、どのような業務を担当していますか?
患者さま一人ひとりにあった栄養補給(栄養管理)で、疾患の治療をサポートするのが役割です。日々の業務では、少しでも早い回復につながる食事を提供すること、退院後の食事に対する不安や疑問を解消すること、楽しい食生活を送っていけるように支援することを目標にしています。栄養科は、管理栄養士、栄養士、調理員で構成されており、業務は「給食管理」と「栄養管理」の2つに大きく分けられます。

Q.給食管理とは具体的にどのような業務ですか?

当院で提供される食事の多くは、食事そのものが治療の役割を果たす特別食(主に減塩食、糖尿病食、腎不全食など)です。
食形態や食器の調整、個別のメニュー変更など、できるだけ食事を食べていただけるよう対応しています。

Q.栄養管理とは具体的にどのような業務ですか?
栄養補給量や方法を検討し、また入院中に栄養不良に陥っていないか確認する仕事です。食事以外の、経腸栄養や点滴も含めて考えます。
週に1回、多職種が集まって食事の摂取状況やリハビリ・服薬の内容、病棟での過ごし方、治療の進み具合や今後の方針、退院に向けての支援方法など、情報を共有して栄養管理の計画を立て、評価しています。
日々の食事の様子を確認するために、管理栄養士が病棟へ訪問することもあります。生活習慣病や、食欲不振、低栄養、嚥下調整食などに関する相談も受け付けておりますので、希望される方は医師や看護師へお伝えください( 栄養食事指導は外来でも受けられます)。

Q.日頃の業務で心がけていることはありますか?

給食をおいしく食べていただくため、嗜好調査や残菜調査をして嗜好に合った食事作りを心掛けています。また、栄養やおいしさに加えて、衛生・安全管理についても、体調管理、作業手順の順守を徹底し、衛生に関する勉強会などを行いながら作業の質の向上に努めています。
給食委員会が毎月あり、他部署と献立内容や給食の運営について話し合われ、より良いサービスが提供できるように協力しています。

セレクト・行事食
入院生活のなかで食事を楽しんでいただけるように、週2回のセレクト食と、月に1回程度の行事や季節に合わせた食事を提供しています。
食事の配膳業務
給食委員会
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薬剤科
和田・榊科長へのインタビュー
Q.薬剤科では、どのような業務を担当していますか?
薬剤科では、患者さんに安全で安心にお薬を服用していただく為に、現在薬剤師3名、調剤助手1名の4名のスタッフにより365日、以下の業務を行っています。
調剤業務
入院患者の皆んに対して、医師の処方内容を監査、確認を行います。処方の用法、用量、投与日数、飲み合わせ、投与経路など確認しています。入院患者さんのお薬は、自己管理されている場合を除き、薬剤科で一括管理し、一日分ずつ看護師へ渡しています。
持参薬管理
患者さんが普段受診している病院からの薬について、識別を行い、入院中に服用を続けるかどうか医師に確認します。入院中に薬が足りなくなった場合は、当院採用薬で用意させて頂く場合があります。
薬剤管理指導
患者さんのベッドサイドに伺い、処方された薬の説明をします。食事との飲み合わせ、他の病院の薬との飲み合わせについて説明します。薬への疑問や不安などありましたら、お気軽にお声かけ下さい。
医薬品管理
院内に配置している薬剤の品質、保管管理、在庫管理、発注を行っています。
医薬品情報管理
薬剤の様々な情報を取り扱い、必要時に他の医療スタッフ及び患者さんに提供しています。院内採用医薬品集の作成、副作用情報の発信、注射剤同士を混ぜ合わせた時の配合変化の有無など薬剤の様々な情報を取り扱っています。
注射剤の混注業務
医薬品情報の管理業務
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医療秘書室
田頭室長へのインタビュー
Q.医療秘書室では、どのような業務を担当していますか?

医師が診療業務に専念できるよう事務作業の補助業務(診療情報提供書、診断書、ドック・健診報告書などの作成)を担当しています。外来診察室では、患者さんの待ち時間を少しでも緩和し、スムーズに外来診療が行えるよう医師のサポートを行います。その他、医師のスケジュール管理やアポイント管理の秘書業務も行っています。

Q.業務の特色などがありますか?

患者さんと直接係わることが少ない業務ではありますが、医師の雑務を軽減することで、医師と患者さんの接する時間を増やすことができるよう頑張っています。

Q.日頃の業務で心がけていることはありますか?

医師と関わりのある部署との連携が多くなりますので、他職種との連携を円滑に行えるようコミニュケーションを高める努力を心がけています。

Q.目標やモットーがありますか?

新設の部署なので、少しずつ業務を拡大しているところですが、医師やスタッフから信頼されるよう一つずつ丁寧に業務をこなして行くのが目標です。

外来診療で医師の補助業務
医局で診断書の作成業務
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