はじめまして北星記念病院です。
 
 謹んで新年のお慶びを申し上げます。皆様ご壮健で穏やかな新年をお迎えのことと存じます。
 この度、皆様のご支援により平成28年11月1日に北星脳神経・心血管内科病院は、北星記念病院と病院名を変更し新築移転させていただきました。今回の新病院に関しては、理事長として私は、何ら意見も要望も述べておりません。建物の外観及び中身を拝見するたびに病院の次世代を担う若手職員を信頼して全てを任せ、鹿島・五十嵐JV様に施工、アトリエG7様に設計・施工管理を実施してもらい本当に良かったと感じております。その思いが日々強くなるのは数多い制約の中で建築に対し協力し臨んでくれた職員とその職員をご指導下さった各企業の方々との信頼関係、『最高の建物を創る』という志の高さが感じとれる建物だからです。建築に携わっていただきました全ての企業の皆さんの真摯な姿勢に理事長として心より感謝しております。

私は、常々、トップは責任を自覚し、何かあれば、その事案に即した形で責任を取る覚悟で病院運営を行っております。その結果、当院の各部署の所属長や役職者も、平時から職責という言葉を重んじ、新規の計画を始める前の相談や打ち合わせの段階で、私のところに、しっかりと作りこまれた業務計画書やコスト計算書・見積書等を持参し交渉に来ます。時として厳しい質問や考え方を問う場面もありますが、絶対にその責任から逃げないとの姿勢を見せる者が多く存在するのを肌で感じます。若い世代がどんどん成長し、また、その世代が次の世代を育てて行くという良い人材育成のサイクルができあがっていると自負しております。高翔会は、医療法人ですから決して私一人の意見や考えで運営や経営ができる組織ではなく、理事及び職員、関係監督官庁、関係金融機関、その他の企業のお力添えがあって初めて成長して行けるのだと考え、患者さんのご意見やご指導をいただきながら身の丈に合った大きさと速度で少しずつ成長させて来ました。この流れは、今後も変わりませんし変えません。

 終わりになりますが、2025年までに病床の機能分化を進め適正な数に調整するとの議論があらゆる場で聞こえてきます。そのような中では、私ども北星記念病院も決して例外として取り扱われる事はありません。当院の限りある102の病床は、誰か特定の患者さん個人のものではなく、当院が提供する医療の対象となる患者さん全てものです。今後は、治療が終了した時点で速やかな退院や転院をお願いする事が、多くなると考えられます。厳しく聞こえたり、不便に感じるかもしれませんが、ご了承いただけると幸いです。患者さん、ご家族そして病院とそこで勤務する職員にとって決して良い時流ではないですが、高翔会が厳しい環境の中からでも皆さんのご協力とご支援を得て新病院を建てるという職員の夢を叶えたように、今度は、私どもが職員一同で知恵を出し微力ながら地域医療の維持と貢献が出来るよう前向きに努力してまいりますので、今後も変わらぬご指導とご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。